2020.09.16
サイトリニューアルの事前調査:全ページチェックの方法
今回は前回記事「サイトリニューアルの事前調査:全ページリスト作成方法」で作成した全ページリストを利用して、全ページチェックの方法と便利なツールをご紹介いたします。
目次
全ページチェックの準備
全ページチェックはウェブブラウザで行います。チェック対象ページが大量の場合は、以下の方法で効率的にチェックするための準備をします。
【1】Chrome の拡張機能「Copy All URLs」を追加
「Copy All URLs」はURLリストを一括で開くツールです。
今開いているタブのURLをすべてコピーすることもできます。
【2】全ページリストの「URL」列をまとめてコピー
前回の記事で作成した全ページリストの「URL」列をまとめてコピーします。
・ディレクトリごとにコピーすると分析しやすいです。
・あまりに多いと開くのに時間がかかるので、最大50件くらいがよいでしょう。
【3】ブラウザでURLを一括展開
「Copy All URLs」の傘アイコンをクリックし、「Paste」ボタンをクリックします。
手順【2】でコピーしたURLが一括で開きます。
※チェック後にタブ閉じるときはマウスジェスチャー やショートカット(Ctrl + w)を利用して効率的に閉じましょう。
マウスジェスチャーの拡張機能
crxMouse Chrome™ Gestures – Chrome ウェブストア
全ページチェックのポイント
主なチェック項目
・作業対象かどうか
・想定されるテンプレートの数
・イレギュラーのもの
・日英ページ
・表の複雑さ
・画像の数
必ず全員でチェックする
全員というのは、営業、デザイナー、コーダー、etc…できればクライアントも含めサイト構築に関わるすべての人です。
これにより問題を共有できます。
1ページ5~10秒で終わります。
500ページのサイトなら1時間程度で終わります。
全員が参加するのは難しい場合は、見積もる人、デザイナー、コーダー(CMSが絡む場合はCMSエンジニア)が最低でも1人ずつ参加するようにしましょう。
必ず全ページチェックする
新着情報などの大量ページは省略したくなりますが、むしろ大量ページこそ明確なコーディングルールを作成しなければならないので、全ページチェックする必要があります。
また全ページチェックすることで、難易度を見誤ることが少なくなり、適切な見積・スケジュール・人員確保ができます。
「彼を知り己を知れば、百戦して殆からず」
事前調査をしっかり行いましょう!