2017.11.08
アフィリエイトが本来の記事を駆逐する
検索結果の上位を占めるアフィリエイト&ステマ
先日、自宅の給湯器を交換する必要があり業者や製品を探すためにサイトを検索しました。
「給湯器 クチコミ 東京」で探したところ、な、なんと1~2位、4~6位までがアフィリエイトサイト(※1)またはステマ(※2)!
これらのサイトは、記事に見せかけた広告なので、広告主に有利になるように記事が書かれています。中立な立場で記事は書かれていません。あぁ、本当のクチコミはどこに行った!
用語
※1 アフィリエイトとは:
ネット広告の課金方式の一つで、Webページやメールマガジンなどの広告媒体から広告主のWebサイトなどへリンクを張り、閲覧者がそのリンクを経由して広告主のサイトで会員登録したり商品を購入したりすると、媒体運営者に一定の料率に従って報酬が支払われる方式。(IT用語辞典より)
※2 ステマ(ステルスマーケティング)とは:
企業などが自社の製品やサービスの広告・宣伝を、それが広告・宣伝であることを秘匿して行うこと。また、広告・宣伝のために虚偽の内容をメディアなどを通じて流すこと。IT用語辞典より)
アフィリエイトサイト・ステマの問題点
これらのサイトの情報は意図的に作られています。あくまで広告との意識を持って読まなければなりません。憂うのは、クチコミサイトのステマが多いこと。「アフィリエイトやステマ=悪・間違っている」ではありませんが、中立的な立場での記載でないことは確かですので、内容に踊らされないで自分で判断するようにしたいですね。
サイトの見分け方
なぜアフィリエイトサイトやステマであるかわかるかというと、サイト運営会社の記載がないからです。通常サイトには運営会社の記載がありますよね。記事内容の責任がどこであるかがわかるようにする必要があるからです。広告用のランディングページにも運営会社の記載やリンクはあります。
アフィリエイトサイトやステマにはコピーライトはありますが、運営会社の記載はありません。一概に運営会社の記載がないとすべてアフィリエイトやステマと断定はできませんが、ここが“クロ”を疑う点なのですね。その他にも、アフィリエイトサイトにはレイアウトのパターンがあります。似たようなレイアウトが多いです。
他の見分け方は、「アフィリエイト 見分け方」で検索すると、いろいろ出てきます。
アフィリエイターたちの努力
とはいえ1点感心するのは、検索上位に出すために日夜努力を欠かさないアフィリエイターたちです。Webサイトを作成してもなかなか検索で上位に表示するのは困難です。アフィリエイターたちはブラック手法を使っているとはいえ、サイトを作る、自作自演のリンクをはるを日々繰り返しています。彼らの努力には脱帽です。でも、それが商売なので当たり前かもしれませんね。