2021.09.21
Movable Type:静的サイトでサイト内検索を実装するには
制作部のじろうです。
Movable Type(PowerCMS含む)を利用したサイトは静的サイトのため、サイト内検索の実装で悩むことがあると思います。
今回は、制作会社としての経験をもとに、サイト内検索の実装手段をおススメ順で紹介します。
目次
方法1:検索APIを使う
弊社のおススメは検索APIを使うやり方です。
使用するのは「Googleカスタム検索」ですが、そのまま導入すると広告が表示されてしまうため、以下のサービスを利用します。
表記ゆれやPDF検索にも対応しているため、使い勝手が良いです。
ただしGoogle検索にインデックスされていないページは検索で表示できないので、新規公開サイトで導入する際は注意が必要です。
(公開と同時にサーチコンソールでインデックスを促進して、インデックスされるのを待つ必要アリ)
Movable Type.netサイトサーチ
月額1,100円から導入できるサイト内検索サービスです。
中身はGoogle検索のAPIが利用されています。
サイト内検索を低価格でかんたん設置 – MovableType.net
非営利団体向けGoogleカスタム検索
Googleカスタム検索の導入先が非営利団体、政府機関、学校関係のサイト場合は、非営利団体として登録をすれば広告非表示の状態で無料で利用することができます。
Programmable Search Engine by Google
方法2:全文検索プログラムを入れる
全文検索プログラムをサイト内に入れる方法です。
例えば以下の「msearch」のような全文検索プログラムがあります。
サイト内全文検索エンジン – Unicode版msearch
方法1で紹介した検索APIを使う場合よりも、初期の実装の手間がかかります。
ツールによって表記ゆれやPDF検索の対応可否が異なるため、注意が必要です。
方法3:Movable Type標準の機能を使う
キーワードのハイライトができなかったり、コンテンツタイプの検索と記事とウェブページの検索が分離しているなど、今のところあまり使い勝手が良くないため弊社では使っていません。パワーアップしてくれることを願います。
表記ゆれやPDF検索に対応しておらず、ステージング環境では利用できないなどの制約もあります。
コンテンツの検索 | CMSプラットフォーム Movable Type ドキュメントサイト
まとめ
方法1:検索API(Googleカスタム検索) | メリット:Google検索のAPIを使える、表記ゆれとPDF検索に対応 デメリット:インデックスされていないページは検索結果に出ない 工数:小 |
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方法2:全文検索プログラム | メリット:検索対象がGoogleにインデックスされている必要が無い デメリット:検索APIを導入するよりも手間がかかる、ツールによって表記ゆれやPDF検索の対応可否が異なる 工数:中 |
方法3:Movable Type標準の機能 | メリット:検索対象がGoogleにインデックスされている必要が無い デメリット:他の方法と比べて使い勝手は良くない、表記ゆれとPDF検索に対応不可 工数:中 |