2023.08.21
PowerCMSでクラウドを選ぶメリット・デメリット
目次
結論w
結論としては、他にデータベースを利用するシステムがある場合・サーバーのレギュレーションが適合しない場合を除き、クラウドをおすすめします!!
メリット
管理画面がサクサク動く
PowerCMS ユーザーならご存じでしょう。
チューニングされていないサーバーでの PowerCMS のモッサリ感を…
PowerCMS クラウドなら、サーバーが PowerCMS に最適化されているので、サクサク動きます。
再構築も体感的には3倍速いです! ※あくまで個人の感想です。
メンテナンスから解放される
PowerCMS クラウドなら、OS / ミドルウェアのセキュリティ・アップデートが含まれているので、そのリソースや費用を節約できます。
約2ヶ月に1回10万程度(参考)かかると考えると、エンタープライズの料金と変わらないですよ。
デメリット
データベースを PowerCMS 以外利用できない
PowerCMS クラウドでは、データベース情報は開示されていません。
ですので、PowerCMS クラウドを公開サーバーとして利用する場合、データベースを利用するシステムとは共存できません。
ただ個人的には、公開サーバーを別に用意して、HTMLなどは配信してしまえばいいので、そこまで問題はないと思います。
データベースを自由に操作できない
上記同様、データベース情報は開示されていないため、コマンドで一部分だけ変更したり復元したりができません。
任意の自動定期バックアップができない
もちろんサーバーに何かあったとき用のバックアップは自動で行われているのですが、任意の自動定期バックアップはできないようです。
※このあたりは代替あるか確認します。
SSHが使用できない
SSH も開示されていないため、大量データの移行時は時間がかかりました。
おわりに
クラウドのデメリットは、データベースの制限に尽きると思います。
構築側としては色々ありますが、運用側としては「早くてセキュア」という代え難いメリットがあるので、PowerCMS クラウドをおすすめします。
著者紹介:ino
デザイナーあがりのエンジニア。主にマークアップとテンプレート作成を行っています。
Movable Type 歴は 15 年、PowerCMS 歴は 10 年くらい。