株式会社ぺいじず

2021.05.18

アルファメール新Webサーバ移設のポイント

2021年8月末に停止予定の大塚商会「アルファメール」のWebサーバから、Webサイトを後継サービス「アルファメール2」に移行しなければならない方のために、サーバ移設時に発生しそうな課題を制作会社の視点からご紹介します。移行時の課題解決のヒントになれば幸いです。

参考:セキュリティ対策に伴うアルファメール2への移行のご案内

新WebサーバでCMSにログインできない

データベースは管理者メニューの「データ移行」手続きでは移行できません。WordPressやMovable TypeなどCMSを使っているサイトの場合は注意が必要です。

参考:アルファメールダイレクト新Webサーバへの移設設定の手引き(8ページ目の「注意事項」)
“データベースは、「データ移行」ボタンの実施では移行できません。技術的な知識が必要となる作業のため、詳細は作成担当者様にご相談をお願いいたします。”

マニュアルで用意されている移行のおおまかな手順としては、まず「データ移行」ボタンを押すことでデータベース以外のサイトデータが新サーバー環境にコピーされます。その後、「変更完了手続き」を行うことでDNSレコードが書き変わって旧サーバー環境へアクセスできなくなり、新サーバー環境に完全移行されます。

つまり、管理者メニューの「変更完了手続き」よりも前に、データベース移行を済ませておく必要があります。

「変更完了手続き」の後では、phpMyAdminを使って移行前のデータベースへアクセスを試みても「#1045 MySQL サーバにログインできません」のようなエラーが出てきて、データベースの移行ができません。

参考:事前データベース移行の流れ

「変更完了手続き」の前に、以下の流れでデータベース移行を済ませます。

・手順1:現行サーバーに設置したphpMyAdminでデータベースをエクスポートする。
・手順2:新サーバーの管理者メニューからデータベースの作成とphpMyAdminの設置をする。
・手順3:現行サーバーでエクスポートしたデータベースを、新サーバー移行前の動作確認用URL(http://cus4.ドメイン名/~)で起動したphpMyAdminからインポートする。

参考:データベース移行前に「変更完了手続き」をしてしまった場合

もしデータベースの移行を忘れてしまった場合、大塚商会さんの技術サポート窓口に電話連絡すると、旧サーバー接続用の臨時サブドメインを発行してもらえることがあります。
臨時サブドメインを使って旧WebサーバーのphpMyAdminにアクセスし、データベースをエクスポート、新Webサーバ側のphpMyAdminにインポートします。

ただし上記手続きは時間がかかりますし、特殊な対応方法だと思います。データ移行時は必ず管理者メニューの「変更完了手続き」の前に、データベースの移行を行うよう注意しましょう。

新WebサーバでCMS上のコンテンツが「???」になる

無事にデータベースを移行できてCMSにログインすると、CMS上のコンテンツの日本語箇所が「???」のように疑問符になってしまう場合があります。

そんなとき新WebサーバのphpMyAdminから「照合順序」を確認してみると、各テーブルは「utf8_general_ci」になっているのに最終行の表記はなぜか「InnoDB」に、一方、旧Webサーバでは「照合順序」はすべて「utf8_general_ci」になっていることがあります。

この場合、新サーバ側でも照合順序をすべてutf8_general_ciにする必要があると思います。
不勉強のため原因の特定ができていないのですが、新サーバのphpMyAdminの「操作」画面で「照合順序」を「utf8_general_ci」にして実行すると「???」は解消されました。

新Webサーバでページの表示が崩れる、読み込まれない

共有SSLを使用している場合、データベース移行とは別の問題でページの表示が崩れたり、リソースが読み込まれないことがあります。
新Webサーバでは共有SSLのURLが変更になるため、以下のようなソースコード上のURLを変更する必要があります。

・HTML(またはCMSのテンプレート)に記載の共有SSLのURL
・CSSに記載の共有SSLのURL
など

以下のページ最下部に記載の「共有SSLのURL」を参照して、共有SSL使用箇所のURLを修正してみてください。

参考:セキュリティ対策に伴う、ホームページ移設作業のお願い
なお、「機能強化前」と記載されているのが旧Webサーバ、「機能強化後」と記載されているのが新Webサーバを指しています。

新Webサーバでデータベースのエクスポートができない

旧Webサーバから移行したphpMyAdminでデータベースをエクスポートしようとすると、「500 Internal Server Error」が出てきてエラーになることがあります。新旧WebサーバでサポートしているphpMyAdminのバージョンが異なる場合、このようなエラーに陥ることがあるようです。新Webサーバ移設完了後にphpMyAdminからデータベースのバックアップを行いたい場合は困ってしまいます。

以下のページの手順を参考に、新WebサーバでサポートしているphpMyAdminをインストールしてからエクスポートを試してみると良いかもしれません。

参考:phpMyAdmin インストールマニュアル (アルファメール2・アルファメール2コンパクト)
なお、新旧phpMyAdminを併存させたい場合は、新しいphpMyAdminを古いphpMyAdminとは別のディレクトリ名をつけてアップロードすればOKです。

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