株式会社ぺいじず

2017.04.18

ビックカメラでビットコイン決済始まる

いよいよ仮想通貨ビットコインが、決済手段として日本で本格的に始動しはじめました。
4月5日の日経新聞に、ビックカメラ(2店舗)が試験導入し、さらに夏を目途にリクルート系の26万店舗で利用できるような仕組みも着々と進んでいるとのことです。都内でも利用できる店舗が少なかったビットコインですが、これで利用できる店舗も増えそうです。とはいえ、先はまだ長そうです。

世界中で使える、でもまだ普及は一部

ご存知のようにビットコインは、特定の国が発行している通貨ではないため、世界中で使える反面、国によって普及度は異なります。やはり普及が進んでいるのは、クレジットカードやでデビッドカードなど現金以外の決済が一般的になっているアメリカです。
しかし、そんな普及が進んでいるアメリカでも、今年の3月に証券取引委員会はビットコインのETF(投資信託)申請を却下し、ETF購入=ビットコイン投資という構図がなくなりました。まだまだビットコインを取り巻く環境が整備されていない、安全性が確保できないというのが理由です。

送金のしやすさがメリット

海外へ送金を行う際にビットコインを利用すると非常に安価に送金できます。今後ビットコインベースの送金の比率は増えてくると予想されますが、まだまだ市場は小さいのが現実です。
地政学的リスクや政情の不安があるときは、ビットコインが資産管理のひとつとして利用されることも多くあります。以前ギリシャやキプロスの財政危機で銀行から預金を引き出せなくなった際はビットコインを現金化して利用したというニュースもありました。

投機対象のビットコインから使用目的へ

問題は、ビットコインが投機的に利用されている点です。確かに金もドルも円も投機の対象です。ただし、金もドルも円も主体は使用目的で実質的利用価値があります。ビットコインが潜在している価値をみんながわかって利用する時期がくれば、もっとビットコインも身近になっていくのではないでしょうか。

※メイン画像は、http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/040701068/より流用です。

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